農地転用・農地承継 Q&A

Q.農地転用の許可が下りる前に売買契約を結んでしまいました。やり直すことはできますか?

A.ケースによっては修正や立て直しが可能ですが、契約内容の確認が不可欠です。

農地転用を前提とした売買において、
許可が下りる前に契約を結んでしまったという相談は、実務で非常に多くあります。

まず前提として、
農地転用の許可がなければ、その売買は実現できません。
そのため、許可が下りない場合には、契約の履行ができない状態になります。

このとき問題になるのが、
売買契約書の内容です。

契約書に、

  • 「農地転用許可が得られることを条件とする」

  • 「許可が下りない場合は白紙解約とする」

といった条項が入っていれば、
比較的スムーズに調整ができるケースが多くなります。

一方で、

  • 条件の記載がない

  • 許可に関する取り決めが曖昧

  • すでに代金の一部が支払われている

こうした場合には、

  • 契約解除を巡るトラブル

  • 違約金の問題

  • 当事者間の関係悪化

に発展するおそれがあります。

実務では、

  • 契約内容を見直し、条件を追加する

  • 合意解約や覚書を作成する

  • 申請スケジュールを再調整する

といった方法で、
「なかったことにする」のではなく「整理し直す」対応を取ることが多くあります。

大切なのは、
「もう契約してしまったから仕方がない」と思い込まないことです。

農地転用が絡む取引は、
一般の不動産取引とは異なる独自のルールがあります。
そのルールに沿って、契約関係と申請手続きを整理し直すことで、
解決の道が見える場合も少なくありません。

 

契約後に不安を感じた場合は、
できるだけ早い段階で状況を整理し、
今後の進め方を検討することが、結果的にリスクを小さくします。

 

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