遺言 取扱い事例

軽度認知障害(MCI)の人の遺言書

 施設に入っている軽度認知障害(MCI)と思われる方(女性)の子どもから、遺言を書きたいのですがとの依頼がありました。

 軽度認知障害(MCI)と思われると書いたのは、その方は軽度認知障害(MCI)と診断されたのですが、脚が悪く車いす状態で、その子供が毎日通えないので、施設に入れるために、医者に認知症と書いて構わないといって、認知症との判断がなされたとのことです。

 その認知症の話を聞いた別の行政書士が、公証役場に相談したところ認知症の方は遺言は書けませんと、断られたとのことです。

 施設に入れるために認知症となってしまったその方を面接に行って、お話をさせていただきました。我々は医者ではないので、認知症かどうかの判断は、自分の財産をどうしたいかを言えるかどうかです。その時は意思判断能力があると判断しましたが、認知症は病気のため、今わ大丈夫でも、1ヵ月先は認知症かもしれません。公正証書遺言で書いた場合、間に合わないかもしれません。

どのように解決したか?

 それで、公正証書遺言ではなく、自筆証書遺言を勧めてみた。細かい財産の分け方ではなく、財産すべてを相続するという内容なので、自筆証書遺言でまず遺言書を書いて、それを法務局に預ける方法であれば、判断能力のあるうちに書けると思い、この事例の場合は今すぐ書くことを優先した。

解決のポイント

 この事例のポイントは、遺言を書くのにどれくらい時間がかかるかである。

 遺言は、公正証書遺言も自筆証書遺言も遺言の効果は同じである。

 どうしても急ぐのであれば、自筆証書遺言の方が優っている。

コメント

 解決のポイントで書いてはいるが、遺言はまず書くことである。

 その方法が、公正証書遺言か自筆証書遺言で効果は変らない。公正証書遺言の方が優れていると勘違いされている人も多いが、そんなことはない。

 内容によっては、今事例のようにスピードが重視されるのであれば、自筆証書遺言である。

遺言対応エリア

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