遺言 取扱い事例

信託契約から自筆証書遺言へ

 当初、依頼者は家族信託契約の依頼を頼まれていた。家族全員を集めて、その場で家族信託の説明をしてほしいとのことで、自宅に説明に行きました。

 家族は、一緒に住んでいる配偶者の奥さんと、実家を出てそれぞれに家庭を持っている長男、長女、次女。

 依頼者夫婦は、それぞれに銀行口座を持ていて、預金もほぼ同等に分けていた。片方の身体に何かあったときに備えての準備である。

 ただ、残された方に意思判断能力があればいいのだが、そうでない場合のことを考えると、心配である。

 それで、夫婦の双方に家族信託の契約をしたいということで、話がありました。

 

 しかし、夫婦のその心配を子どもが理解せず、誰も受託者を受けていただけなかった。

どのように解決したか?

 依頼者は、必ずしも本来の心配事等を最初から話してくれるわけではない。

 それを最初から聞いていれば、もうちょっと違った形になったのではと思うこともある。

 夫婦が家族信託をしたかった理由を、子どもたちに理解できなかったことで、どうしても自分たちの気持ちを伝えたいといっていたので、自筆証書遺言を勧めた。そこで、付言事項で気持ちを伝えることを勧め、そのようにしていただいた。

解決のポイント

 この事例のポイントは、自筆証書遺言である。

 一つは、子どもたちが家族信託のいことを理解して、受託者を引き受けるということになれば、遺言を撤回して、家族信託契約を締結するので、少し値段の高い、公正証書遺言までは必要ないということと、もう一つは、大切なのは自筆証書遺言ではなく、付言事項であって、そこに、A4用紙1枚に気持ちを書かれたのである。

 提出前の自筆証書遺言のコピーを子どもたちに送ることで、本来の気持ちを伝えて、家族信託契約を締結できるようになればと思っています。

遺言対応エリア

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