エンディングノート

 エンディングノートとは、いずれ訪れる死に備えて、自分の様々な情報や、亡くなったあとの希望を書き記し、残された方が困らないようにするノートで、ご自身に万が一のことが起こり亡くなってしまった場合や、重い病気にかかり意思疎通が困難になった時の希望する対処法を記載しておくノートのことです。

 

 家族であってもその人のことをどれだけ知っているでしょう。

 話し合っていなければ、どういう葬儀でやりたかったか等もわかりません。葬儀は忙しく、わからないから、何もなければ残された方の判断で行います。

 希望があればそれを残された方に伝えておけば、残された方が困らないようにするのです。

 また、エンディングノートは残された方へのメッセージとして、普段面と向かって伝えられなかった感謝や愛情の気持ちを書き残すことが出来ます。そうすることで、残された家族にとって、エンディングノートは宝物のような1冊になるでしょう。

 

エンディングノートは残された方への配慮

 先ほど書いたように、葬儀は忙しく、すぐに判断をしなければなりません。ですから、亡くなった方の死を見つめ直す時間がありません。

 もし、亡くなった後の希望があるのであれば、葬儀・お墓・相続などの項目についてきちんと書き残しておくことで、自分だけでなく、家族や周りの人を負担を減らし、介護や医療、延命治療などについても、自分の意思が伝えられなくなる前に、記入することで、家族等の手続きの迷い等がなくなります。

 

備忘録としてのエンディングノート

 年をとると、とかく物事を忘れがちである。

 銀行口座や保険、クレジットカード等の番号やIDを他人に知られないようにするため、自分もわからなくなってしまう。

 銀行口座はいくつ持っていたのか、保険はどれに入っていたのか(もう払込が終わっていると忘れがちで、特に生命保険は請求しなくては支払いがないため注意が必要である)、クレジットカードもいっぱい作ったが、等整理が必要である。

 但し、銀行口座やクレジットカードの認証番号は他人に知れると大変なので注意が必要である。

 

エンディングノートと遺言の違い

 エンディングノートと遺言の違いは、エンディングノートが法的に有効性がないのに対して、遺言は法的に有効性がであるということです。

 これは大きな違いですので、そのことを知っておきましょう。

 財産に関することに関して法的に有効な形で意思を残したいのであれば、遺言書をエンディングノートと別に作成しなければなりません。遺言書は、正しく書かないと無効になる可能性がありますので、できれば行政書士などに依頼して、作成するのがお勧めです。

 ただ、法的効力がない分、エンディングノートには自由に幅広い分野で活用できるという良さがあります。

 

意外と難しいエンディングノート

 エンディングノートを書き上げるのは、正直言って難しいです。このエンディングノートを書き上げた人がどれくらいいると思いますか。

 ある資料によれば、1%の人しか書き上げられていないと言われています。終末期の希望を書くのですから、書き上げてそれをが家族や周りの人に見てもらわなければ意味がありません。遺言ではないので、家族・親族等との共有が原則だと私は思っています。

 貸金庫に入れろだとか、鍵付き引き出しに入れろだとか書いている方がいらっしゃいますが、生きているうちに家族等に読んでもらわないと、希望もかなえられません。

 ですから、エンディングノートはみんなに見てもらえるように書くことが大原則だと思います。

 

エンディングノートを書き上げるポイント

 エンディングノートを書き上げるポイントは3

①すべてのページに目を通す

 どういうことを書くのかを知り、自分に関係ないページ、関係あるページを分ける作業を最初にしておくこと。エンディングノートは全ての人に対して作成していますので、そのページが関係ない人もいます。今関係ないと思ったら、そこは飛ばしましょう。

②1ページ目から書かない

 どうしても私たちは1ページ目から書こうとしてしまいがちです。そうではなく、エンディングノートは書きたいところから書きましょう。でも、1ページ目から書いても問題ないですが。

③一度にすべてを書く必要はありません

 一度に全て書こうとすると、挫折の要因になります。今日はここまで。また明日、でいいと思います。

 エンディングノートを書き上げる秘訣は、調べなければ書けないこと、今手元に資料がないもの、に関しては、明日以降で大丈夫と思って書くことが必要です。

 肩ひじ張らず、少しづつで結構ですので、今書けるところを書きましょう。

 

内容以外についてのポイント

 エンディングノートを書きながら以下のことも一緒に行いましょう。

 

①預貯金の整理

 終活において、銀行口座が多いと、どこに口座を持ているか本人すらわからなくなっていることがあります。

 会社の給与振り込みの口座や住宅ローンの引き落とし口座、引っ越しのたびに近くの銀行等で作った生活口座等、そして銀行の統廃合で当時違う銀行だったのに今は同じ銀行でいくつ口座を持っているのかわからなくなっています。

 しばらく使っていないと、休眠口座となり、おろせなくなっている場合もあります。

 まずは、銀行口座の整理をしましょう。

 他の家族が知らない口座をなくしましょう。

 

②問題の先送りは止めましょう

 問題(特定はしません)は知っているが、今は大した問題でないと思っているでしょう。

 後で大きな問題のなるのが、そういったケースです。

 先送りせず、もし大きな問題になったらと考えて取り組みましょう。

 

③遺影を準備しましょう

 

 

 ここ何十年も写真を撮っていないため、葬式に使う写真がないということがあります。

 遺影という形式ばった写真でなく、一人で写っている写真を準備しましょう。

 だってあなたの葬式で使う写真ですよ。

 カッコいい写真を使いたいですよね。

 

 当事務者は終活全般を行っております。

その一環でエンディングノートをプレゼントしています。

連絡くださればエンディングノートを送ります。